創作着想辞典
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グリーンブーツ

エベレスト北東稜からのルート中,標高8500m地点に存在した身元不明の遺体.Koflach社の緑色の登山靴を履いていることからそう呼ばれた.
北部ルートを選択した登山者は必ずこの遺体の横を通るため,エベレストのランドマークのひとつとして有名であったが,2014年に姿を消した.
2006年にはイギリスの登山家 David Sharpがこの付近で行動不能となり倒れ伏したが,その後一日に渡って通過したと考えられる約40人の登山家は全員彼を救助せず凍死した.極限状態において瀕死の人間を助ける余裕はないという判断が賛否を呼んだが,その他に彼をその位置や横たわる姿勢からグリーンブーツと勘違いされたのではないかという推測もあがっている.
エベレストにある遺体では他に「眠れる美女 Sleeping Beauty」や「ドイツ人の女 the German woman」などが有名.また,多くの登山者の遺体が終着し,色とりどりの登山ウェアが埋める「虹の谷 Rainbow Valley」と呼ばれる一帯も存在する.

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