創作着想辞典
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ストローマン

議論において,相手の発言や主張を歪曲して解釈し,それによって生じた問題点に対して反論する手法.藁人形論法や案山子論法などとも言う.言葉の通り藁人形や案山子のような抵抗しない無防備な相手を仮想し,それに対して攻撃を行うような手法であり,基本的に論述において意味のない誤った方法.
日本語の慣用句では「重箱の隅をつつく」や「揚げ足を取る」といったものがストローマン論法の一要素と言える.

相対する表現として「スティールマン(steel man)」が用いられることがある.スティールマンは「相手に隙をつかれたり一部分を拡大解釈されないような堅固な論理」を指して用いられることが多く,ストローマンは論破を試みる側が相手を藁人形のような仮想敵として捉えるのに対し,こちらはそのような相手への対抗策として自ら(の意見)を鉄製の人形のように固めるというニュアンスで捉える.

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