創作着想辞典
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アヤパネコ語

メキシコのタバスコ州に残る,消滅の危機に瀕している言語.誤った新聞記事により知名度が全世界へ広まった.
アヤパネコ語では「真の声」を意味する「Nuumte Oote」と呼ばれる.2020年時点で話者は10人に満たず最年少でも80歳を超えているとされる.
2011年4月13日,国際的に信頼度の高い新聞社であるイギリスの『ガーディアン』紙に「言語に絶滅の危機 - 残る2人の話者が会話をしないがために」(原題:Language at risk of dying out – the last two speakers aren't talking )という記事が掲載され,世界的に話題となった.先述の通りそのような事実は無く,直ちに誤りであると訂正されたものの,各言語に翻訳され各メディアに転載された結果,非常に不可思議な言語として注目度が高まった.
メキシコの国立先住民言語研究所(Instituto Nacional de Lenguas Indígenas)が保護に乗り出している.2021年の文化創造・支援プロジェクトでは絶滅を防止する60の言語の一つに選出された.

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