創作着想辞典
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シャリーア

イスラム教の経典コーランと預言者ムハンマドの言行(スンナ)を法源とする法律.イスラム法とも呼ばれる.
内容は民法や刑法のみならず広い分野に及んで制定されており,また法の体系も大別して5分類と国際的に採用されている「禁止」と「義務」の2分類に比べて細分化されている.原義的に成文法主義であり,属人主義である.
現在ではまず犯罪などの判断は国・地域や国際法の定めた法に従うことが鉄則であり,シャリーアを第一の法律として運用している国は存在しない.そのため法律というよりもルールや規範といった表現が近しいが,イスラム教国におけるシャリーアの存在は大きく,実際には国の法律自体がシャリーアを前提として成立したものも少なくない.例として刑罰(石打ちや斬首),奴隷制度,同性愛の禁止などが近年まで,或いは現代でもそのまま採用されている場合がある.

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